2014年04月11日
装備解説(プレートキャリア・アーマ・チェスト・ベスト)
装備解説②
各部隊で使われた装備(プレートキャリア・アーマー編)

表記数が多く、判断迷うところですが、後にお知らせする「実際の各部隊の装備スタイル」がそのヒントになるのではないかと思います。04年あたりまではBALCS/ELCSや空軍らしさの残るPJアーマやCCTベスト、Air RESCUEなどが見受けられました。05年中期以降はその代わりにストライクリーコンやRRV、MAV、HPCなどが台頭しています。ポーチ類もMLCS系や、BHI・TAC-T・ PARACLETE・DBTなど混ぜて使うケースがあり、たいていは「色であわせる」パターンが多いです。


細かいところでは黒ファスナー(バックル)またはカラーかの選択がありますが、この時期では多くのメーカーがカラーファスナーに変更し始めております。リグ類の色については、この年代ではカーキTAN・OD・WL・RG・黒など様々な色のバリエーションがありますが、そのなかでも多いのがカーキTANとODになります。実際の画像を確認すると「古いものを使う」「色がバラバラ」「メーカーがバラバラ」「その場しのぎのペイント」など、他の特集部隊に比べその現象が多くみられ、初期のBALCS・MOLLE2・RACKなどはこの影響とも考えられます。2005年中期以降になると落ち着き、カーキTANを基調としたものが増えていきます。カーキTANも初期のALLIED製品などのいわゆるピンクTANのものや90年後半あたりのLBTやEAGLE製品の黄色に近いオレンジTANのものがあったりと年代により色のバリエーションが様々です。またこの時期は戦争特需で、メーカーの生産工場激増やアウトソーシングの拡大などの影響もあり、同じ製造時期なのに色が微妙に違う現象が見られますが混同して使用しても問題はありません。どちらかといえば、そういう混沌しているほうが空軍らしさが出るのではないかと思います。


RQSやSTSでの単独作戦ではなく。各部隊への派遣(アタッチド・サポート)の場合になると、BDU以外のリグ類も支給(供与)されることがあり、ほぼSEALsに近い、デルタに近い、DEVGRUに近いといった装備になります。他の特殊部隊を基準にこれから考えても良いと思います。実際のミリフォトなどで一見、同部隊の隊員と思いきや、じつは空軍特殊だったというケースはいくらでもあります。

各部隊で使われた装備(プレートキャリア・アーマー編)

表記数が多く、判断迷うところですが、後にお知らせする「実際の各部隊の装備スタイル」がそのヒントになるのではないかと思います。04年あたりまではBALCS/ELCSや空軍らしさの残るPJアーマやCCTベスト、Air RESCUEなどが見受けられました。05年中期以降はその代わりにストライクリーコンやRRV、MAV、HPCなどが台頭しています。ポーチ類もMLCS系や、BHI・TAC-T・ PARACLETE・DBTなど混ぜて使うケースがあり、たいていは「色であわせる」パターンが多いです。


細かいところでは黒ファスナー(バックル)またはカラーかの選択がありますが、この時期では多くのメーカーがカラーファスナーに変更し始めております。リグ類の色については、この年代ではカーキTAN・OD・WL・RG・黒など様々な色のバリエーションがありますが、そのなかでも多いのがカーキTANとODになります。実際の画像を確認すると「古いものを使う」「色がバラバラ」「メーカーがバラバラ」「その場しのぎのペイント」など、他の特集部隊に比べその現象が多くみられ、初期のBALCS・MOLLE2・RACKなどはこの影響とも考えられます。2005年中期以降になると落ち着き、カーキTANを基調としたものが増えていきます。カーキTANも初期のALLIED製品などのいわゆるピンクTANのものや90年後半あたりのLBTやEAGLE製品の黄色に近いオレンジTANのものがあったりと年代により色のバリエーションが様々です。またこの時期は戦争特需で、メーカーの生産工場激増やアウトソーシングの拡大などの影響もあり、同じ製造時期なのに色が微妙に違う現象が見られますが混同して使用しても問題はありません。どちらかといえば、そういう混沌しているほうが空軍らしさが出るのではないかと思います。


RQSやSTSでの単独作戦ではなく。各部隊への派遣(アタッチド・サポート)の場合になると、BDU以外のリグ類も支給(供与)されることがあり、ほぼSEALsに近い、デルタに近い、DEVGRUに近いといった装備になります。他の特殊部隊を基準にこれから考えても良いと思います。実際のミリフォトなどで一見、同部隊の隊員と思いきや、じつは空軍特殊だったというケースはいくらでもあります。

2014年04月11日
装備解説 各部隊で使われた装備(アイウエア)
装備解説 ② 各部隊で使われた装備(アイ・ウエア編)

ゴーグルでの頻度が多いのがESSプロファイルのTANカラーです。サングラスだとオークリーMフレーム、ワイリーX:SG-1などが多いです。これらのうちESSクロスボウ、XTなどは2006年あたりから目立ち始めていますので注意が必要。オークリーMフレームはレンズフレームの形状がルーバー付きのVer2.0(Gen3)モデルは2.0設定の時期以降の生産なので注意。ボレーX800については05年中期までかなり見られます。
サングラスなどは実際に、表記した以外の製品も使われています。2007年以降の設立で納入されたメーカーなどは製品そのものが無い状態なので注意してください。また上記の製品が手に入らない場合、ある程度の年代設定と形状が合い、なおかつ安全性が必ず確保できれば問題はありません。あまりにも現実の装備とかけ離れているサングラスや原色カラーリングのゴーグルについてはご使用をお控えください。




ゴーグルでの頻度が多いのがESSプロファイルのTANカラーです。サングラスだとオークリーMフレーム、ワイリーX:SG-1などが多いです。これらのうちESSクロスボウ、XTなどは2006年あたりから目立ち始めていますので注意が必要。オークリーMフレームはレンズフレームの形状がルーバー付きのVer2.0(Gen3)モデルは2.0設定の時期以降の生産なので注意。ボレーX800については05年中期までかなり見られます。
サングラスなどは実際に、表記した以外の製品も使われています。2007年以降の設立で納入されたメーカーなどは製品そのものが無い状態なので注意してください。また上記の製品が手に入らない場合、ある程度の年代設定と形状が合い、なおかつ安全性が必ず確保できれば問題はありません。あまりにも現実の装備とかけ離れているサングラスや原色カラーリングのゴーグルについてはご使用をお控えください。



2014年04月11日
装備解説 各部隊で使われた装備(ヘルメット)
装備解説 ② 各部隊で使われた装備(ヘルメット)

MICHについて2000と2001は製造メーカーは問いません。2002については帽体の傾斜と高さが低いGENTEXやGARRETの初期生産タイプのものを推奨(UFCレプリカ版2002がこの形状です)。
RBRは04年初期までS4の運用例が多いですが、それ以降はほぼ使われておりません。IBHも実用例はありますが、これも極少数になります。HGU-55は04年あたりまでRQS系PJの運用例があります。PASGTについてはすでにこの当時はSP、EODなど一般兵科の運用例だけでNGとします。
MICHなどチンストラップハーネスの色は「黒」がベスト。ヘルメットカバーは04年中期まで2000専用のSDSやGARRET製のカバーの着用例などがありますが、その後はほとんど見かけません。ベルクロについては黒とカーキ系が主流ですが、近年に多いコヨーテ色の強いものは避けてください。ゴーグルリテンションストラップを付けているケースが多く見られます。


MICHについて2000と2001は製造メーカーは問いません。2002については帽体の傾斜と高さが低いGENTEXやGARRETの初期生産タイプのものを推奨(UFCレプリカ版2002がこの形状です)。
RBRは04年初期までS4の運用例が多いですが、それ以降はほぼ使われておりません。IBHも実用例はありますが、これも極少数になります。HGU-55は04年あたりまでRQS系PJの運用例があります。PASGTについてはすでにこの当時はSP、EODなど一般兵科の運用例だけでNGとします。
MICHなどチンストラップハーネスの色は「黒」がベスト。ヘルメットカバーは04年中期まで2000専用のSDSやGARRET製のカバーの着用例などがありますが、その後はほとんど見かけません。ベルクロについては黒とカーキ系が主流ですが、近年に多いコヨーテ色の強いものは避けてください。ゴーグルリテンションストラップを付けているケースが多く見られます。

2014年04月11日
装備解説(BDU他アウターの選択)
装備解説
① BDU他アウターの選択
BDUは、3C-DCU・UCP-ACU・カーキTAN単色 この3つの迷彩パターンが主となります。今回のHR2.0での装備レギュレーションである04年-06年は陸・海・空・海兵全軍での装備変換過渡期で、ミリフォトを見るとこれらの迷彩パターンが見られます。
特に3Cにおいては6‐7割ぐらいの着用率といってもいいかもしれません。またUCP-ACUも04年後期以降に圧倒的に増え始めています。カーキTANは多少限定的な運用ですが実際に着用例があります。
注意点として、デザート・デジタル(マーパット・AOR1)とマルチカムについては年代考証の範囲内ですが着用例があまりなく、これらの着用については、ご遠慮、もしくは空軍チーム首脳部にご相談ください。ウッドランドやABU についても同様です。


BDUのカスタム化について、実際の隊員の多くが袖ポケット+ベルクロなどのカスタム化や既製品を着用していますが、カスタム化されていない既存の(普通の)BDUでもかまいません。「既存BDUにベルクロだけ張る」という方法もあります。また、05年頃から激増した「RAID カスタム」ついてはパラクレイトやLBT、TRU-SPRCなど、既製品のRAIDタイプBDUも出回り始めていることからOKとさせていただきます。
CRYEタイプのコンバットカスタム化、特にコンバットパンツにおいては実際の着用例の画像をほとんど見かけず、ご遠慮またはご相談をお願い致します。コンシャツですが、06年以降CRYEやパラクレイト、ホームメイドなどがデルタやSEALsでの着用が始まっております。コンバットシャツだけはOKとしますが、雰囲気を損なわない形を考慮してください。またMASSIFは年代考証に合わずNGとします。
アウターは以下の通りです。特にECWCSやPCU L5などがこの時期多く見られます。

① BDU他アウターの選択

BDUは、3C-DCU・UCP-ACU・カーキTAN単色 この3つの迷彩パターンが主となります。今回のHR2.0での装備レギュレーションである04年-06年は陸・海・空・海兵全軍での装備変換過渡期で、ミリフォトを見るとこれらの迷彩パターンが見られます。
特に3Cにおいては6‐7割ぐらいの着用率といってもいいかもしれません。またUCP-ACUも04年後期以降に圧倒的に増え始めています。カーキTANは多少限定的な運用ですが実際に着用例があります。
注意点として、デザート・デジタル(マーパット・AOR1)とマルチカムについては年代考証の範囲内ですが着用例があまりなく、これらの着用については、ご遠慮、もしくは空軍チーム首脳部にご相談ください。ウッドランドやABU についても同様です。


BDUのカスタム化について、実際の隊員の多くが袖ポケット+ベルクロなどのカスタム化や既製品を着用していますが、カスタム化されていない既存の(普通の)BDUでもかまいません。「既存BDUにベルクロだけ張る」という方法もあります。また、05年頃から激増した「RAID カスタム」ついてはパラクレイトやLBT、TRU-SPRCなど、既製品のRAIDタイプBDUも出回り始めていることからOKとさせていただきます。
CRYEタイプのコンバットカスタム化、特にコンバットパンツにおいては実際の着用例の画像をほとんど見かけず、ご遠慮またはご相談をお願い致します。コンシャツですが、06年以降CRYEやパラクレイト、ホームメイドなどがデルタやSEALsでの着用が始まっております。コンバットシャツだけはOKとしますが、雰囲気を損なわない形を考慮してください。またMASSIFは年代考証に合わずNGとします。
アウターは以下の通りです。特にECWCSやPCU L5などがこの時期多く見られます。

2014年04月11日
装備解説(序章)

空軍特殊系部隊の装備解説
今回の2.0の装備レギュレーションである2004年から2006年の設定をふまえると、当時実際に活動した空軍部隊はPJ.CCT.TACP.SOWT.EODなどがあります。
作戦地帯もアフガニスタンやイラクなどのエリアがあり、実際には空軍メンバー全員が「全く同じ装備で統一」するというスタイルはほとんど見られません。
装備がバラバラな故に、「自分の好きな装備が選べて簡単」と思いきや、じつはこれが結構難易度が高く、その選択が悩ましいところです。
当時のミリフォトをみても誰一人として統一した装備ではないのですが、じつはそれぞれ意味があって隊員は装備を着用しています。今回の解説についてはそういう事も含め、
① BDU他アウターの選択
② 各部隊で使われた装備(ヘルメット・NVG(マウント)・ゴーグル・リグ類・ファーストライン・靴・銃器火器の順で説明)
③ 実際の各部隊の装備スタイル
④ 無線・音響機器(ラジオ・アンテナ・ヘッドセット&ハンドセット・PTTの順で説明)
⑤ 時代考証をふまえNGな装備と小物類
⑥ 複製品(レプリカ)の可能性について
これら6つの項目を順番に解説していきます。