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Posted by ミリタリーブログ at

2014年04月29日

装備解説(各部隊の編成について)

②実際の各部隊の装備スタイルについて
ここでは空軍でのSTS/TACP/RQSの編成について説明致します。

「STS」
   これは「Special Tactics Squadron」の略で、AFSOCグループでの地上戦闘部隊を指します。軍隊の編成規模でいうと「中隊」の規模になります。世界中に展開するための14のSTSチームが配置されています。CCT・PJ・SOWTなどの部隊がこのチームの構成になり、定数はおよそ120―150名で、このうち20名程度が本部管理要員。残り120名程度が戦闘要員で、3小隊規模の編成をします。

3小隊規模のうち1小隊は空軍AFSOCが主体となる作戦のための任務。残り2小隊はSOCOM本体やJSOCでの応援要請での派遣任務となります。STSの隊長は少佐クラスで、PJやCCT経験者になります。隊長以下3人の尉官クラスの小隊長(空軍ではPLATOONの表記はないので厳密には小隊の表記ではありません)が在籍します。

「CCTでアタッチ」「PJアタッチ」という言葉がありますが、それぞれの他軍の部隊の応援と支援として派遣されます。SOCOM傘下の各特殊部隊の支援と派遣がほとんどです。この場合4人1組×派遣先部隊の総数になります。SOCOM傘下のAFSOCという構図になるので、STS所属という形になります。STSの3小隊規模のうち2小隊規模、およそ80人程度=4人1チーム×およそ20チームの編成が出来ます。派遣先部隊が小隊規模や分隊規模で有る場合、2名が現場2名が後方支援というケースが多くなります。

このSTSは特殊任務に付随するので、その装備についても派遣先の特殊部隊と同じようなスタイルになります。今回のHR2.0のレギュレーション時期に照らし合わせると「敵勢力要人の確保と暗殺(実例としてフセイン元大統領捜索逮捕やザルカウィ容疑者暗殺など)」や、「味方陣営の救助(ジェシカ・リンチ救出作戦)」、「レッドウイング作戦直後・マーカスラトレル救出作戦」などの特殊作戦で航空支援を必要とするケースがマッチングすると思います。



 (画像解説)STSのCCTで2005年頃のアフガンです。
SFGへのアタッチでハンヴィーの後部からの画像ですがこの時期から車両を運用するケースが多くなります。遠距離での特殊作戦支援が激増し、また240やAT-4などの運用が多く、また航空支援など無線機の数も多くなりがちなため積載する車両が必要になります。そのためか、この時代の画像では車両と共に写るCCTの画像が多く見受けられます。

装備はBHIストライクリーコンにTACPのポーチ類。
銃はM4(14.5)に552ホロサイト・クレーンストック。
グローブはオークリーパイロットファクトリーの黒。

ヘルメットは着用していません(車内にあると思われる)が、このパターンでの画像の多くはヘルメットを被っていません。またバックパックも車内にあると思われ背負っていません。背部にあるオレンジ色の布状のものは「VS-17パネル」という上空からの識別確認のためのナイロン製のシートです。




    (画像解説)STSのPJで2003年頃の画像です。じつは作戦自体は多いのですがSTSアタッチのPJの画像がほとんど無く、また公開されているのも限られているため04年、05年とほぼ装備的には変化がないので、申し訳ございませんがこちらの画像を用意します。

イラク戦争直後にJSOC(米英特殊戦編成チーム・いわゆるタスクフォース)が発足し、その傘下として24thSTSが加わります。当時アフガニスタンで展開中の24thSTSのPJチームは急遽イラクへ派遣されます。背景の機体はCH-47Mでおそらく陸軍所属の機体と思われます。
装備的には、ほぼ数年先とあまり変化はありません。装備で特徴なのが空軍の定番であるMAV(左端の隊員)以外に、LBT-0292やBHIの1961チェストを使用しています。右2人の胸にはNVGポーチが付けられています。






(→画像解説)STSのPJといえば、かの有名なジェシカ・リンチ氏救出作戦のPJです。2003年4月と古い画像ですが、ほぼ翌年までは同じ装備なので参考に掲載しました。

この隊員のアーマは3CのPBPV、ヘルメットはこの当時で最新のTC-2001(もしくは2000のサイドカット)。ウィルコックスのストラップ式マウントにPVS-15です。15にはコンパスらしきものが装着されています。

左腰にBHIのガスマスクポーチ(カーキでペイントしています)。バックパックは恐らくLBT-1562のOD色と思われます。

新旧混ざった装備がこの年代の特徴かもしれません。


















(←画像解説)上のジェシカ救出のPJとほぼ同じ装備の隊員です。

やはりアーマはPBPV。右の隊員はEAGLEのエアレスキューのOD色。腰にはピストルベルトに上画像と同じくBHI.のガスマスクポーチ(BLACK)とSPEAR ELCSのファーストエイドキットポーチ(W.L)。

左の隊員の腰回りもSPEAR ELCSのポーチです。足元はALTAと思われるニーパッドにゲイターを装着しています(メーカー名不明)。





















「TACP」
SOCOM主導作戦以外の作戦などはAFSOCから離れた形、つまりSTSの枠から離れた形での支援になります。対テロ戦争以前の軍縮の影響で現在もSTSの定員割れの現象があり、このことから2004年前後からTACPがAFSOも含め数多くの作戦を担当するケースがはじまります。

一方で2003年には「JTAC」という組織を政府が編成します。陸海空3軍のFACやFOと共に1つの枠組みとして前線航空支援の形態を作り出しますが、当時はイラク戦争が激化し「JTAC」の編成と運用が間に合わない状況が続きました(JTAC編成後の実作戦は2004年中期以降)。CCTを増やせばいいと思いがちですが、陸軍や海兵隊が主体となる通常作戦では空軍任務である空爆以外に地上からの砲撃支援やミサイルの支援などもあり、自軍の航空機に被弾せず、航空機・砲撃・ミサイルなど、これらを総てコントロールしなければならず、少ない人数でのCCTでは対応できません。多くの人員(派遣先大隊に最低4人・実際の作戦では3~4大隊が参加)が必要とするのでTACP=タクティカル・エア・コントロール「パーティ」という表現になります。

そしてFAB(前線火力総支援)の能力を持つTACPが対応します。イラク戦争初期段階まではCCTがTACPの任務を一部付随されますが、イラク戦争直後よりSOCOM主体での作戦が激増しCCTではその対応が難しくなります。その後ファントムフューリ作戦(ファルージャ攻略)・パワースクウィーズ作戦(バスラ包囲)などは、市街地・海兵隊主体・陸軍主体・地対地砲撃などの要因で、多くのTACPの支援と応援が必要となりました。



(↑画像解説)これも古い画像ですが2003年頃のイラクで米82空挺師団をサポートするTACPです。ヘルメットはTC-2000 NVGマウントはNorotos Lhinoになります。左の隊員がSPEAR ELCS、右の隊員が RACKチェストを着用しています。銃は2人ともM4の14.5インチにリューポルドのMk.4 CQ/T。 画像では不鮮明ですが、左の隊員はヘッドセットをせずにヘルメットのチンストラップにH350と思われるハンドセットを直接引っかけています。このように一般米軍とあまり変わらないスタイルが多いのがTACPの特徴です。



(←画像解説)2006年頃のアフガニスタンで、同じく米82空挺師団をサポートするTACPです。

この画像でも一般陸軍兵とあまり変わらないスタイルです。

右の隊員の左肩には派遣先である82空挺師団のパッチが付いています。TACPの多くが派遣先の師団章に、空軍のインシグニア(階級章)を付けます。

リグ類では、左の隊員がHPC(もしくはFAPC)にEAGLE RRVのフラップ付。右の隊員はEAGLE FB チェストに正体不明のアーマ、チェストの全面にTAGのsmall chestポーチを付けています。またグローブはセージグリーンのパイロットグローブです。

米陸軍一般兵科の装備から、少し変則してポーチ等を変えればTACPのスタイルになることが出来ます。





「RQS」
空軍特殊系のなかで唯一独自の航空機運用ができ、ヘリと共に任務を遂行するなど一番空軍らしい任務かもしれません。全軍・全部隊はもとより、友好国軍や民間人までもの救難救助支援もします。また任務性で装備も斬新なスタイルを醸し出し、一番人気の高い部隊かもしれません。

じつはほとんどのRQS隊員がSTSに属しています。STSでの任務において救助任務またはその恐れがある場合はSTS選任のPJに加え、RQSの選任のPJが加わります。至極簡単にいえば「STSを編成する上でRQSのPJが主体となり、その任務を遂行する」といっても過言ではありません。近年のハイチ地震支援での22ndSTS、東日本大大震災支援での320thSTSはそれぞれ307thRQS、33rdRQSのPJが主体となります。

映画ローンサバイバーにおいて「レッドウイング作戦」直後のマーカス・ラトレル救出作戦においては、急遽75thレンジャーやDEVGRUが緊急出動しています。そこでSTSとして24thSTSのPJやCCTがDEVGRUにアタッチすることになるのですが、306thRQSと305thRQSのメンバー双方が24thSTSの構成をしています(当時24thSTSはイラク・アフガニスタン両戦争でのJSOC配下部隊であり任務の多さにより常時定数割れを起こしていました)。補足ですが空軍特殊の実画像で多いのがRQSの訓練画像ですが、その後、戦地に派遣され実任務になるとSTS専属になり、STSでの任務が終わるとRQSの任務へとローテーションします。




       (↑画像解説)306thRQSのPJです。この部隊は“イエーガーマイスター”のシンボルパッチで有名です。

この部隊では装備の統一感が無く、いわば独特な雰囲気を醸し出しています。リグは左の隊員がPACAにMAV 1P、なんと右の隊員はTLBVを着ています。BDUは左の隊員が3C-DCUの上着に民製品のパンツ。右の隊員がUCP-ACUです。

新旧・そして民製品を交ぜた装備を使うPJは数多くいます。彼らのように「使いやすい・動きやすい」などの理由から様々な装備を選ぶ傾向もあり、必ずしも定番な装備があるわけではありません。これから空軍特殊(特にPJ)を始めるビギナーとしては、じつは結構ハードルが低いケースもあるのです。

ヘッドセットはリベレーター1とSORDIN。銃はM4RISの14.5インチでVITALとPEQ-2を装着しています。ニーパッドはアークテリクス。





(←画像解説)2005年頃のRQSのPJです。

この隊員たちはレッドウイング作戦直後のマーカス・ラトレル氏救出に関わったPJです。

じつは2人とも医師免許を持つPJです。空軍では彼らのようにPJでありながらドクターであるという隊員が数多く在籍しています。

リグは左の隊員がHPCにEAGLE Hハーネス。      右の隊員は珍しくブラックカラーのBHIストライクリーコンをペイントしています。

右の隊員のヘッドセットはリベレーター1。2人ともこの時期から使用され始めた1Pointバンジースリングを付けています。







(補足・各兵科の参考画像)










  
Posted by 八幡平駐在員(略して八駐) at 02:30Comments(0)2014/2.0(2nd)

2014年04月25日

装備解説(銃器関連)

装備解説②
各部隊で使われた装備(銃器系)


   小銃について基本は「M4A1RIS/RAS」になります。これ以外の選択肢はほとんどありません。
銃身の選択ですがメインは14.5インチになります。10.5インチはPJよりもCCTでの運用が多いです。選択についてはアフガニスタン等の山岳戦を想定し装備を組んだ場合に14.5インチ。DA/CQB系の作戦等に10.5インチというケースが当てはまります。




416やMk.18は、運用が一部で始まっていますが、CCTのみでの運用で、実際の使用状況がごく少数になり、光学器などの選択が限られ安易な使用はお勧めしません。

416は2004年あたりからH&K社が軍卸売商社・企業(ケロッグ社等の軍物資総合業)を通し宣材として配布しSOCOM認可の前に各部隊に数丁レベルで試験運用されています。

Mk.18はSEALsアタッチなどでの運用がメインとなります。ただM4の10.5インチなのかMk.18なのかは明確でありません。2006年以降の画像になると少しづつ見られるようになります。これらの運用については充分に調査・研究した上でその扱いをお願い致します。尚、2丁とも画像のようなスタイルに限定されます。



(銃器アクセサリー関連)

   近年増えているデザート系色のアクセサリー製品も当時はほとんどありません。マガジンにおいては普通のSTANマグが圧倒的に多く、Pマグ・Eマグは07年以降、マグプルも05年には出廻っていますが当時の画像ではほぼごく少数です。また、グリップバイポッドは2005年後期からの使用になります。

レーザー系ではPEQ-2とVITALの使用例がほとんどです。光学器では想定する戦闘パターンで変わってきます。DA/CQB系であればホロサイト、山岳フィールド戦を重視するのであれば倍率系を選択する方法もあります。

ライトではレプリカでも問題ありません。ナイツやVTACのマウントに6Pに類似・該当するようなライトの組み合わせパターンもあります。951/961では厳密にいうとGEN1の胴体部が円柱状のものですが、レプリカで多いGEN2バージョンでも目立たず、ここでは可能とします。また、実際の隊員のパターンで「銃を軽く」というスタンスで、あえてライトを装着しないというのもあります。


(注:右画像・赤XがNGアイテムになります) 













  
Posted by 八幡平駐在員(略して八駐) at 23:27Comments(0)2014/2.0(2nd)

2014年04月23日

装備解説(フットウエア編)

装備解説②各部隊で使われた装備(フットウエア系統)



表記した以外にもいくつかありますが、主に画像等で確認できるものを入れました。一番多いのがやはり定番となる「アゾロFSN95」となります。アフガニスタンの山岳地帯での戦闘では「スポルティバ・マカルー」や「スカルパ登山系」の靴が多いです。

逆にイラクでの市街地戦ではアゾロやメレルといったトレッキングスニーカー系になります。靴については「どこの戦闘地帯で、何をするか?どういう行動なのか?」を想定し、選択するのも一つの手です。市街戦と山岳戦これらを両方で共用するのであれば官給品デザートや、ダナーなどを選ぶケースもあります。ニーパッドはアルタ、アークテリクスが定番です。












  
Posted by 八幡平駐在員(略して八駐) at 21:22Comments(0)2014/2.0(2nd)

2014年04月22日

装備解説(ファーストライン・腰回り系)

装備解説②
各部隊で使われた装備(ファーストライン系統)

トラウザース(パンツ)ベルトでは、ほぼ9割方通称「リガーベルト」を装着しています。メーカーはバラバラです。選択する基準はありません。色は黒かカーキTAN系が主流です。アウトライン(ピストルベルト・タクティカルベルト)は結構着用者が多く、これにホルスターや1st AID(IFAK)ポーチ、ダンプポーチなどを装着。色はタクティカルメーカー系ベルトの場合は05年中期までは黒が多く、その後はカーキTANが多くなります。ピストルベルトではカーキ系のLC2が多くみられます。これらベルトの選択については、かなり個人の自由采配という感じもします




ホルスターはEAGLE SASなどに代表されるナイロン系ホルスターの使用は04年中期あたりまで。その後はカイデックスホルスターになります。最も多いのがサファリランドで6004系です(少しですが3004系もあります)。色は黒・3Cがメインとなります。


・・・・ レッグポーチ(ガスマスク・ダンプ含)は、この時代、結構装着者が多いです。製品はLBT・TAC-T・EAGLEなど多岐にわたります。何がいいのか?選択の断言できないので、色や形状など上記のチェストリグの項目を参照してください。あえて挙げるとすると、
●グレネーダーはレッグパネルに40mmポーチを装着するケースも。
●04年まで見られたガスマスクポーチを、その後ダンプや雑嚢代わりにする。
●その場しのぎのペイント(カーキTAN系)をする。
・・・・・このようなケースがいくつか散見されます・・・・・







ファーストラインについては、時代が経つにつれて各地での作戦が「遠距離・確実な航空支援・車両移動」というシチュエーションになり、レッグポーチ・ホルスターは身に付けない現象が多くなっていきます。しかし04年-06年はこのレッグポーチ全盛期でもあり、こういう部分にこだわるのも一興かなと思います。





    リテンションランヤードでは、一番多いのがAWS製とLBT製になります。他には架線工事用のスナップシャックルが巨大なものや、全く付けないというスタイルもあります。注意点としては、
●シャックルロック等の金属部分がブラックアウト(黒染)加工されたものはこの時代ほとんどない。
●グリップロック機能の製品は年代に合わず。


・・・・・等が挙げられます。
 
  
Posted by 八幡平駐在員(略して八駐) at 15:31Comments(0)2014/2.0(2nd)

2014年04月11日

装備解説(プレートキャリア・アーマ・チェスト・ベスト)

装備解説②
各部隊で使われた装備(プレートキャリア・アーマー編)




表記数が多く、判断迷うところですが、後にお知らせする「実際の各部隊の装備スタイル」がそのヒントになるのではないかと思います。04年あたりまではBALCS/ELCSや空軍らしさの残るPJアーマやCCTベスト、Air RESCUEなどが見受けられました。05年中期以降はその代わりにストライクリーコンやRRV、MAV、HPCなどが台頭しています。ポーチ類もMLCS系や、BHI・TAC-T・ PARACLETE・DBTなど混ぜて使うケースがあり、たいていは「色であわせる」パターンが多いです。





細かいところでは黒ファスナー(バックル)またはカラーかの選択がありますが、この時期では多くのメーカーがカラーファスナーに変更し始めております。リグ類の色については、この年代ではカーキTAN・OD・WL・RG・黒など様々な色のバリエーションがありますが、そのなかでも多いのがカーキTANとODになります。実際の画像を確認すると「古いものを使う」「色がバラバラ」「メーカーがバラバラ」「その場しのぎのペイント」など、他の特集部隊に比べその現象が多くみられ、初期のBALCS・MOLLE2・RACKなどはこの影響とも考えられます。2005年中期以降になると落ち着き、カーキTANを基調としたものが増えていきます。カーキTANも初期のALLIED製品などのいわゆるピンクTANのものや90年後半あたりのLBTやEAGLE製品の黄色に近いオレンジTANのものがあったりと年代により色のバリエーションが様々です。またこの時期は戦争特需で、メーカーの生産工場激増やアウトソーシングの拡大などの影響もあり、同じ製造時期なのに色が微妙に違う現象が見られますが混同して使用しても問題はありません。どちらかといえば、そういう混沌しているほうが空軍らしさが出るのではないかと思います。





RQSやSTSでの単独作戦ではなく。各部隊への派遣(アタッチド・サポート)の場合になると、BDU以外のリグ類も支給(供与)されることがあり、ほぼSEALsに近い、デルタに近い、DEVGRUに近いといった装備になります。他の特殊部隊を基準にこれから考えても良いと思います。実際のミリフォトなどで一見、同部隊の隊員と思いきや、じつは空軍特殊だったというケースはいくらでもあります。









  
Posted by 八幡平駐在員(略して八駐) at 06:50Comments(0)2014/2.0(2nd)

2014年04月11日

装備解説 各部隊で使われた装備(アイウエア)

装備解説 ② 各部隊で使われた装備(アイ・ウエア編)


ゴーグルでの頻度が多いのがESSプロファイルのTANカラーです。サングラスだとオークリーMフレーム、ワイリーX:SG-1などが多いです。これらのうちESSクロスボウ、XTなどは2006年あたりから目立ち始めていますので注意が必要。オークリーMフレームはレンズフレームの形状がルーバー付きのVer2.0(Gen3)モデルは2.0設定の時期以降の生産なので注意。ボレーX800については05年中期までかなり見られます。

サングラスなどは実際に、表記した以外の製品も使われています。2007年以降の設立で納入されたメーカーなどは製品そのものが無い状態なので注意してください。また上記の製品が手に入らない場合、ある程度の年代設定と形状が合い、なおかつ安全性が必ず確保できれば問題はありません。あまりにも現実の装備とかけ離れているサングラスや原色カラーリングのゴーグルについてはご使用をお控えください。





  
Posted by 八幡平駐在員(略して八駐) at 06:50Comments(0)2014/2.0(2nd)

2014年04月11日

装備解説 各部隊で使われた装備(ヘルメット)

装備解説 ② 各部隊で使われた装備(ヘルメット)




MICHについて2000と2001は製造メーカーは問いません。2002については帽体の傾斜と高さが低いGENTEXやGARRETの初期生産タイプのものを推奨(UFCレプリカ版2002がこの形状です)。

RBRは04年初期までS4の運用例が多いですが、それ以降はほぼ使われておりません。IBHも実用例はありますが、これも極少数になります。HGU-55は04年あたりまでRQS系PJの運用例があります。PASGTについてはすでにこの当時はSP、EODなど一般兵科の運用例だけでNGとします。

MICHなどチンストラップハーネスの色は「黒」がベスト。ヘルメットカバーは04年中期まで2000専用のSDSやGARRET製のカバーの着用例などがありますが、その後はほとんど見かけません。ベルクロについては黒とカーキ系が主流ですが、近年に多いコヨーテ色の強いものは避けてください。ゴーグルリテンションストラップを付けているケースが多く見られます。




  
Posted by 八幡平駐在員(略して八駐) at 06:49Comments(0)2014/2.0(2nd)

2014年04月11日

装備解説(BDU他アウターの選択)

装備解説
① BDU他アウターの選択



BDUは、3C-DCU・UCP-ACU・カーキTAN単色 この3つの迷彩パターンが主となります。今回のHR2.0での装備レギュレーションである04年-06年は陸・海・空・海兵全軍での装備変換過渡期で、ミリフォトを見るとこれらの迷彩パターンが見られます。

特に3Cにおいては6‐7割ぐらいの着用率といってもいいかもしれません。またUCP-ACUも04年後期以降に圧倒的に増え始めています。カーキTANは多少限定的な運用ですが実際に着用例があります。

注意点として、デザート・デジタル(マーパット・AOR1)とマルチカムについては年代考証の範囲内ですが着用例があまりなく、これらの着用については、ご遠慮、もしくは空軍チーム首脳部にご相談ください。ウッドランドやABU についても同様です。






BDUのカスタム化について、実際の隊員の多くが袖ポケット+ベルクロなどのカスタム化や既製品を着用していますが、カスタム化されていない既存の(普通の)BDUでもかまいません。「既存BDUにベルクロだけ張る」という方法もあります。また、05年頃から激増した「RAID カスタム」ついてはパラクレイトやLBT、TRU-SPRCなど、既製品のRAIDタイプBDUも出回り始めていることからOKとさせていただきます。

CRYEタイプのコンバットカスタム化、特にコンバットパンツにおいては実際の着用例の画像をほとんど見かけず、ご遠慮またはご相談をお願い致します。コンシャツですが、06年以降CRYEやパラクレイト、ホームメイドなどがデルタやSEALsでの着用が始まっております。コンバットシャツだけはOKとしますが、雰囲気を損なわない形を考慮してください。またMASSIFは年代考証に合わずNGとします。

アウターは以下の通りです。特にECWCSやPCU L5などがこの時期多く見られます。



  
Posted by 八幡平駐在員(略して八駐) at 06:49Comments(0)2014/2.0(2nd)

2014年04月11日

装備解説(序章)




空軍特殊系部隊の装備解説

今回の2.0の装備レギュレーションである2004年から2006年の設定をふまえると、当時実際に活動した空軍部隊はPJ.CCT.TACP.SOWT.EODなどがあります。

作戦地帯もアフガニスタンやイラクなどのエリアがあり、実際には空軍メンバー全員が「全く同じ装備で統一」するというスタイルはほとんど見られません。

装備がバラバラな故に、「自分の好きな装備が選べて簡単」と思いきや、じつはこれが結構難易度が高く、その選択が悩ましいところです。

当時のミリフォトをみても誰一人として統一した装備ではないのですが、じつはそれぞれ意味があって隊員は装備を着用しています。今回の解説についてはそういう事も含め、


① BDU他アウターの選択
② 各部隊で使われた装備(ヘルメット・NVG(マウント)・ゴーグル・リグ類・ファーストライン・靴・銃器火器の順で説明)
③ 実際の各部隊の装備スタイル
④ 無線・音響機器(ラジオ・アンテナ・ヘッドセット&ハンドセット・PTTの順で説明)
⑤ 時代考証をふまえNGな装備と小物類
⑥ 複製品(レプリカ)の可能性について


これら6つの項目を順番に解説していきます。

  
Posted by 八幡平駐在員(略して八駐) at 06:12Comments(0)2014/2.0(2nd)

2014年04月10日

HR空軍のオシゴト(PJ編)

空軍のオシゴトシリーズ!

今度はPJ編でございますm(_ _)m

可能であればコチラ(USAF協同組合内記事)もご覧下さい。

PJ(PararescueJumper)は
基本的に「負傷者後送/医療支援」がメインの任務となります。
また、場合によっては戦闘捜索救難(CSAR)任務が付与されるかもしれません。

PJメンバーでチームを組み、
各部隊のメディックで対応しきれない場合に救援要請を受け、
戦闘員の命を救う!重要な役割となります。


過去のHRにおける負傷者搬送

過去のHRでは複数のRQSチームを編成、
HQ、FOBへ駐留し、救難捜索活動(SAR)、戦傷者後送活動(MEDEVAC)を行ってきました。

「担架で運ぶ!」
「点滴ブッ込む!」
「止血する!(止血帯はあくまでマネでm(_ _)m)」
「ペイブホークで後送!」
と、力仕事感満載なPJですがw

この部隊が助けられなければ、後はありません。
正に「最後の砦」な部隊です。

今回はSTSも編成予定、PJとCCTのタッグにより、CSARが出来ればよいのですが・・・。
(やる事が多すぎて、なかなか辿り着けてませんorz)

  
Posted by 八幡平駐在員(略して八駐) at 18:16Comments(0)空軍のココロヘ